見たもの、読んだもの、行った場所etc...を記録するブログです


by PFart

佐々木加奈子さんインタビュー

写真・映像をメインに作家活動を行う佐々木加奈子さんにインタビューさせていただいた記事が、CINRA.NETにアップされました↓↓↓

ボリビアの『沖縄村』を追う 佐々木加奈子インタビュー

佐々木さんは、現在銀座の資生堂ギャラリーにてボリビアの沖縄村をテーマにした個展を開催中(3月1日まで)です。また、恵比寿のMA2ギャラリーでも、別のテーマで個展『Drifted』を開催されてます(3月14日まで)。

---

佐々木さんの作品を最初に拝見したのは、去年「ガーディアンガーデン」という銀座のギャラリーで開催された写真展を訪れたときでした。佐々木さんの身近にいる女性たちがモチーフとなっていて、彼女たちのプライベートな姿が写真に収められていました。といっても単なるスナップ写真的なものでもなく、どこか演出された空気もまとっていて、現実と架空の中間のアンニュイな感じに惹かれました。





今回の資生堂ギャラリーの展示は、資生堂が若手アーティストを支援する「shiseido art egg」という公募展に入選した三人が順次個展を開催するというもの。佐々木さんは「ボリビアの沖縄村」をテーマにした写真と映像を組み合わせたプロジェクトで入選しました。

ボリビアの沖縄村というのは戦後の移民政策ではるばる沖縄から南米へと移り住んだ人々の村(くわしくは、CINRA.NETの記事をご覧あれ)。歴史的なテーマは、アート作品にするのは難しい気がします。とくに写真や映像だと、アートというよりドキュメンタリーになってしまうというか。佐々木さんもその辺りは悩みどころだったようです。

元々はジャーナリスト志望だった佐々木さんがなぜ、アートの道を選んだのか。そのあたりもCINRA.NETで詳しく語られています。

今回の資生堂ギャラリーでの個展でも、先ほど書いた「現実と架空の中間」的な作品がいくつかありました。例えば移民の人々を撮影した写真。単なるスナップ、あるいはドキュメントで終わってないところが、アーティストたる佐々木さんの手腕という気がいたします。

若干ずれますが、植田正治の演出写真が好きです。ファッション写真のような、圧倒的に作り込まれた虚構の世界に憧れます。嘘であることが前提としてあって、その上で騙される感じ、というのか。写真って、絵と違って、事実が写っていると思い込みがちですが、普通に考えればいくらでも嘘は作れます。「写真は嘘である」と言うことが大前提で、作り込んで行く写真というジャンルがあるとすれば植田正治も、佐々木さんもそうだし、やなぎみわとか、澤田知子とかもそうです(って勝手にジャンル分けしてしまいました)。

この作り込むと言うのは、センスというか美的感覚が鋭くないと難しい気がしますがどうなのでしょうか。すべてのアートにもちろん必要ではありますが。この作り込みとか演出写真についてはもっと考えてゆきたいテーマの一つです。

だいぶ話がそれてしまいましたが、ぜひインタビュー見てみてください。
by PFart | 2009-02-19 23:27 | 掲載情報